生活保護の条件・受給額と母子家庭世帯の現実

生活保護の条件・受給額と母子家庭世帯の現実

 

こんにちは!

裁判離婚シングルマザー たま です。

 

日本には『生活保護』という国民が持つ権利があります。

 

偏見が多いイメージがありますが

たま 自身は偏見はないタイプです。

実際に生活保護を受けている知り合いもいて

リアルな現場も見た事もあります。

 

生活保護制度の上辺だけ知っていて

ちゃんと中身を知らないと

自分自身の選択肢も狭くなっていくので

『正しく知る事』はとても重要だと思います。

たま は実際、もうダメかもしれないと思った時期に

リサーチとして、役所に行って聞いて事もあります。

 

『生活保護』

ご存知の方も多いと思いますので

当たり前の事も書くと思いますが

ご興味あれば読んでみてください。

 

 

生活保護とは

何らかの理由で生活に困っている人に対して

国が必要な保護をして最低限度の生活を保障しながら

本人が自立することを目的とした制度です。

 

参考・引用サイト:厚生労働省ホームページ

生活保護の受給条件・例外の考慮

下記の基準をクリアしていなければ受ける事ができません。

 

  • 援助してくれる身内や親類がいない

  身内が援助してくれるなら、まず身内を頼ってくださいっていう事です。

  • やむを得ない理由で働けない

  病気、精神障害、身体障害による労働不能の方年金を支払ってこなかった為、無年金の上就職先がない

  • 月の収入は最低生活費(基準額)を下回っている

  母子家庭の為、最低生活費までの生活費がない)

  • 生命保険など加入している場合は解約を求められます。

  また、生活保護期間中に新しく加入する事もできません。

  • 資産や財産を持っていない

  処分する事でお金になる様な資産や財産があるなら

  まずそれをお金に変えて生活費にあててから保護申請してくださいっていう事です。

  全部処分しないといけないと思っている人は多いです。

  それに近い様な内容ではありますが

  少し違いますので例外として認められる場合を書いておきます。

 

参考・引用サイト:厚生労働省ホームページ

 

例外として・資産を残したままで良い場合

車いすの方で通院等の移動が困難となれば車の所有を認められる事はあります。

売ってもお金にならない様な車を持っていて、タクシーを使用しないと生活できない様な状況で、

車を所有する方が金額的にかからないと判断されれば許可がでる事がある様です。

あとは、すごく田舎で交通の便が悪い時も車の所有を考慮される事があります。

その他、事故を起こした時の賠償能力や、その車の維持費がどれだけかかるのかなども審査の内容になります。

 

貯金は、ゼロに近い状態でなければいけませんが、申請がおりるまでに時間がかかります。

現実的に考えて、頼る身内も無い・無職状態のシングルマザーだと子供に食べさせるものさえ厳しくなります。

無職状態でお金を借たり、返せる宛がないのに貸してくれる所はそうそうありません。

そんな状態になる前に『このままではもう完全に生活できません』と言う様な

説明・証拠があれば許可がおりる可能性はあります。

何故なら、申請が次に日通っても、支給されるまでに約1ヶ月かかるからです。

たま はゼロか借金している状態じゃないと通らないと思っていましたが、

色々な状況(ローンを払っていたり、裁判中だったので弁護士費用、生活費、など)を考慮されて、

実際窓口で言われたのは貯金に関しては100万円以下と言われました。

 

持ち家も車と同じく、条件によっては売却せずにそこに住みながら生活保護を受けられる事もあります。

地域によって違いますが、東京都の場合でお話しますと・・・

 

  • 1つ目、ローンが完済されているけど、持ち家の資産価値が低い場合
  • 2つ目、ローンは残っているけど残額が低額(300万円以下)で、持ち家の資産価値が低い場合

 

何故、認められるかというと保護費の中にも住居費が含まれている関係で売って賃貸に住むよりゼロまたは低額ローンで住んでもらった方が金額的に良いという場合です。

その資産価値のボーダーラインは現在の資産価値をみて決まります。

金額的には2760万円以下の住居は売却しなくて良い可能性がでてきます。

 

なぜ2760万円なのか?

3人世帯の平均保護費支給額は23万円で、その10年分だそうでうす。

(23万円×12ヶ月×10年間→2760万円

今現在の東京都の線引きがこの辺りになるとの事でした。(2018年8月現在)

多分、よっぽどの豪邸で無い限り、下回るんじゃないかな?と思います。。。

 

この条件を満たしているかは、福祉事務所の調査員が調査し満たしていれば決定となります。

いずれも贅沢が許されると言う意味ではなくて、

生活していく上で、金額的に都合が良い方を選択して行く感じだと思います。

 

支給額

収入があっても最低生活費に足りていなければ、その分保護費として支給されます。

母子家庭には母子加算と児童養育加算がつきます。

(子供の年齢や人数により変わります。)

収入はもちろん、児童扶養手当の様な手当や養育費も収入とみなされ引かれ、

足り無かった分が保護費としての支給になります。

 

計算式は大まかに

最低生活費ー収入=差額

の『差額』の部分が支給され、下記の8つの費用が扶助されます。

  • 生活扶助
  • 住宅扶助
  • 教育扶助
  • 医療扶助
  • 介護扶助
  • 出産扶助
  • 生業扶助
  • 葬祭扶助

 

参考・引用サイト:厚生労働省ホームページ

(2018年8月現在)

 

シングルマザー世帯の現実と例え話

母子家庭の平均年収は約181万円と言われています。

 

例えば

東京都で10歳と14歳の子を育てるシングルマザー世帯が生活保護を受けた場合、

母子加算 24590円

児童養育加算 20000円(10000円×2人)

母子加算・児童養育加算 合計44590円

(参考サイト:厚生労働省(2018年8月現在))

 

プラス、教育扶助が計上されます。

10歳の小学生 5540円

14歳の中学生 8740円

教育扶助 合計14280円

(参考サイト:厚生労働省(2018年8月現在))

 

上記の、母子加算、児童養育加算、教育扶助で合計58870円

この58870円が最低保護費にプラスされます。

 

最低生活費は

母と子2人で69800円の賃貸に住んでいた場合212710円になります。

 

なので、 1ヶ月で計算すると

212710円+58870円で『271580円』

年額で計算すると

271580円×12ヶ月で『3258960円』

になります。

 

働けない場合は収入がないので

児童扶養手当2人の場合(満額52540円)

児童手当(10000円×2人)

×12ヶ月(870480円)が引かれるので

年額の受け取れる保護費は『2388480円』

 

でも保護費から引かれるだけで

児童扶養手当と児童手当は受け取っているので

『3258960円』が3人の生活費となります。

 

最初に母子家庭の平均年収は約181万円と書きましたが

この平均年収に生活保護を受けている場合の

児童手当と児童扶養手当の同額を足しても

 

児童扶養手当2人の場合(満額52540円)

児童手当(10000円×2人)

×12ヶ月(870480円→約87万円)

約181万円+約87万円で『268万円』

 

生活保護費と平均的母子家庭の年間生活費の差額は約57万円です

実際年収181万円だと児童扶養手当も満額ではないので

大体、生活保護の生活とは月額約5万円の差がある事になります。

月5万円てとても大きいです。

平均年収約181万円(月15万円)の母子家庭世帯では

最低生活費を上回ってないので

かなり制限された生活になっているというのが現実です。

 

参考サイト:リーガルモール

生活保護をうけている たま の知り合い

たま の知り合いは

体と心を壊し7年近く保護を受け

今はまだ保護を受けながらですが

現在は介護資格を取り、パートについています。

もう、数ヶ月で自立できる所まで来ています。

 

生活保護をうけたら

前の生活に戻れる戻れないは

自分の気持ちや努力次第で人それぞれです。

戻れない前提での考え方はしなくて良いと思います。

 

金額だけを出すとメリットの様に見えてしまいますが

実際はただお金を受け取るんじゃなくて調査などもあります。

知り合いの家にお邪魔している時に、調査員さんがチェックしにきていました。

部屋に上がって、座って15分か20分お話をしていました。

たま が居たから、しなかったのかもしれませんが

普段はクローゼットを空けてチェックしたりと

贅沢をしていないか、最近どんな暮らしをしているか

監視されている感はあると言っていました。

(調査は連絡なしでいきなり来る事の方が多いと言っていました。)

 

まとめ

たま が言いたいのは

生活保護を非難するとかではなく

生活保護をオススメする訳でもなくて。

1つの選択肢としてあってもいいんじゃない?

っていう事です。

 

『生活保護なんて嫌だー!!イヤなんだー!!』

って言うはそれはそれでいいと思います。

世間体が気になるっていうのは

子供が居る限り、何にでも付いて回るので、気持ちは良く分かります。

 

シングルマザーが孤立した生活をして

悲しい事件を起こす事も度々ニュースで見ます。

彼氏に依存して子供に虐待をしてしまう事件も同様、

子供を守る事を1番と考えれば

生活保護の制度を利用して

生活を立て直して、引っ越して

再出発っていうのも全然アリだと思います。

いつでもどんな形でも再出発ができるという心の余裕をもってほしいです。

 

1人で生活の全てを支えるって、責任は重いし、ストレスは貯まります。

毎日疲れて、ギリギリな精神状況で

いつ働けなくなるかの不安とか

後が無い様な追い込まれた考え方で毎日過ごすのではなくて

ママの体を大事にしながら生きて行く方法の1つとして

どうにもならなかった時には

そんな制度もあるって頭の隅にでも置いて頂けるといいな思います。

 

なんとなく、生活保護を受けると

一生、生活保護というイメージがあり

ずっと貯金も出来ない資産も持てないと思いがちです。

いつでも自分のタイミングで生活保護は辞められます。

 

そもそも一時的に保護してもらって自立する力がつく迄。というのが

本来の利用の仕方なので

一部の間違った使い方をする方(努力する事を辞めてしまう方)や、

ごく一部の間違った使い方をする人を見て強い偏見を持ち

それを全世帯が同じだと思っている方もいるので、

生活保護受けている全世帯悪い人達に見えてしまっている気がします。。。

 

たま の古い情報では

子供の塾や部活は贅沢品扱いだと聞いていたのですが

今は地域により、大丈夫な所もあるそうです。

 

病気に関しては、

保険外の診療は出来ない、

するか、しないか、の選択もできないという感じでした。

(たま 的は保険外が受ける選択肢がないのが1番厳しいなと思う条件です)

 

ひとり親が受けられる手当一覧作りました。

まだ、みていない方は是非参照してください☆

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調停・裁判を経て離婚した、30代シングルマザーの たま と申します。 1人で子育てする中、沢山の理不尽な事に直面し情報の大切さに気付きました。離婚を考え中の方や既にシングルマザーの方に1つの知識なる様な情報をお届け出来る様に頑張ります!!

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